キックボクシングの知識

【キックボクシングの階級】団体別に一覧紹介【肘無し・肘有り】

「キックボクシングってどんな階級があるの?」
「キックボクシングの階級を一覧で知りたい!」

この記事はキックボクシングの階級について知りたい方へ向けて書いています。

この記事の内容

・キックボクシングの団体別階級一覧【肘打ち無し】
 ①:K-1
 ②:RISE
 ③:ONE Championship
 ④:GLORY

・キックボクシングの団体別階級一覧【肘打ち有り】
 ①:NJKF
 ②:WBCムエタイ
 ③:スックワンキントーン

キックボクシングは体重別に階級が分かれており、選手は自分の体重に合った階級で戦います。

これは、選手同士の実力を公平に競い合うために不可欠なルールです。

しかし、実はこの「階級」は団体ごとに異なり、同じ名称でも体重の上限が異なることがあります。

この記事では各団体の階級をそれぞれ一覧でご紹介していきます。

キックボクシングの階級について

キックボクシングでは、概ねボクシングと同様に体重差の有利不利をなくすために「階級制」が採用されています。

キックボクシングの階級は軽量級から重量級まで段階的に分かれており、スピード重視の軽量級、パワー重視の重量級といったように、それぞれの階級ごとに異なる魅力があります。

キックボクシングの階級は団体毎に異なる

キックボクシングは世界中に多くの団体が存在し、それぞれが独自の階級設定を行っているため統一された階級はありません。

キックボクシングの団体は肘打ち無し・肘打ち有りに分類できる

キックボクシングの団体を大きく分けると肘打ち無し、肘打ち有りに分けることができます。

肘打ち無しの団体は独自の階級設定を行なっており、統一された階級はありません。

しかし、肘打ち有りのキックボクシング団体は国際式ボクシングと同様の階級に設定されている場合が多いです。

キックボクシングの団体別階級一覧【肘打ち無し】

肘打ちが禁止されているルールは、主に観客が見やすく、KOシーンが映えるよう工夫されています。

日本の「K-1」や「RISE」、そして世界的団体「GLORY」や「ONE Championshipなどが該当します。

キックボクシングの階級【肘打ち無し】①:K-1

階級名称体重
(キログラム/kg)
バンタム級-53kg
スーパーバンタム級-55kg
フェザー級-57.5kg
スーパーフェザー級-60kg
ライト級-62.5kg
スーパーライト級-65kg
ウェルター級-67.5kg
スーパーウェルター級-70kg
ミドル級-75kg
クルーザー級-90kg
ヘビー級90kg超

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/K-1

キックボクシングの階級【肘打ち無し】②:RISE

階級名称体重
(キログラム/kg)
フライ級-51.5kg
スーパーフライ級-53kg
バンタム級-55kg
フェザー級-57.5kg
スーパーフェザー級-60kg
ライト級-63kg
スーパーライト級-65kg
ウェルター級-67.5kg
ミドル級-70kg
ライトヘビー級-90kg
ヘビー級90kg超

引用:https://rise-rc.com/

キックボクシングの階級【肘打ち無し】③:ONE Championship

階級名称体重
(キログラム/kg)
アトム級47.7kg 〜 52.2kg
ストロー級52.3kg 〜 56.7kg
フライ級56.8kg 〜 61.2kg
バンタム級61.3kg 〜 65.8kg
フェザー級65.9kg 〜 70.3kg
ライト級70.4kg 〜 77.1kg
ウェルター級77.2kg 〜 83.9kg
ミドル級84.0kg 〜 93.0kg
ライトヘビー級93.1kg 〜 102.1kg
ヘビー級102.2kg 〜 120.2kg

引用:https://www.onefc.com/jp/martial-arts-2/

※ONEでは減量に厳しいルールがあり、体重管理を水分量でチェックする制度が特徴です。

キックボクシングの階級【肘打ち無し】④:GLORY

階級名称体重
(キログラム/kg)
フェザー級-65kg
ライト級-70kg
ウェルター級-77kg
ミドル級-85kg
ライトヘビー級-95kg
ヘビー級95kg超

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/GLORY_(%E6%A0%BC%E9%97%98%E6%8A%80)

キックボクシングの団体別階級一覧【肘打ち有り】

肘打ちを認めるルールはタイのムエタイに近い形式で、より実戦的で攻撃のバリエーションが豊富です。

肘打ちによるカットやKOが起こりやすく、選手の総合力が問われます。

また、肘打ち有りのキックボクシング団体は国際式ボクシングと同様の階級に分かれていることが多いです。

キックボクシングの階級【肘打ち有り】①:NJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)

階級名称体重
(キログラム/kg)
フライ級-50.80kg
バンタム級-53.52kg
スーパーバンタム級-55.34kg
フェザー級-57.15kg
スーパーフェザー級-58.97kg
ライト級-61.23kg
スーパーライト級-63.50kg
ウェルター級-66.68kg
スーパーウェルター級-69.85kg

引用:https://www.njkf.info/ranking/njkf-ranking.html

キックボクシングの階級【肘打ち有り】②:WBCムエタイ

階級名称体重
(キログラム/kg)
フライ級-50.80kg
バンタム級-53.52kg
スーパーバンタム級-55.34kg
フェザー級-57.15kg
スーパーフェザー級-58.97kg
ライト級-61.23kg
スーパーライト級-63.50kg
ウェルター級-66.68kg
スーパーウェルター級-69.85kg

引用:https://www.njkf.info/ranking/wbc.html

キックボクシングの階級【肘打ち有り】③:スックワンキントーン

階級名称体重
(キログラム/kg)
フライ級-50.80kg
スーパーフライ級-52.16kg
バンタム級-53.52kg
スーパーバンタム級-55.34kg
フェザー級-57.15kg
スーパーフェザー級-58.97kg
ライト級-61.23kg
スーパーライト級-63.50kg
ウェルター級-66.68kg
スーパーウェルター級-69.85kg
ミドル級-71.57kg

引用:https://suk-wankingthong.com/professional-ranking/

まとめ:キックボクシングの階級は団体毎に異なる

キックボクシングの階級は「体重で公平に戦うための基準」でありながら、「ルールの違い」や「団体の特色」によって細かく異なります。

特に肘打ちの有無は、試合のスタイルや戦術を大きく左右する重要な要素です。

K-1やRISEのようにエンタメ性と打撃の派手さを重視した団体もあれば、WBCムエタイやスックワンキントーンのように、伝統的なムエタイの技術を重視する団体もあります。

観戦や選手の応援をする際は、どの団体のルールに基づいているのかを知っておくとより深く楽しめるようになります。

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